なんとか工夫して、寝癖がつかない寝方や方法は無いものだろうか…。と、朝起きたときの寝癖が気になる私は、こんなことを思うわけです。
ですが最近は、昔に比べたら寝癖で髪の毛が爆発して、朝からもう大変!ということもすっかり少なくなりました。それは何故か?
髪のことは髪のプロに聞け!と言うことで、長年お世話になっている美容師さんから教えてもらった、『寝癖のつかない寝方や方法』を実践しているからなんです!(あ、たまに浮気して行った美容院の美容師さんからの情報も含んでいますが…)
そんな「寝癖とサヨナラ〜」できる情報を早速ご紹介していこうと思います!
目次
寝癖がつきやすい髪質と髪型
一口に寝癖といっても、実は寝癖がつきやすい人と寝癖がつきにくい人といるのはご存知でしょうか。
まず髪質で言うなら、太くて硬い髪質の場合は、細くて柔らかい髪質と比べると、あきらかに寝癖が付きやすい傾向にあります。日本人を含むアジア人は、この太くて硬い髪質の人が多いと言われていますよね。
そして、髪型で言うなら、長いロングヘアより短いショートヘアの方が寝癖がつきやすくなります。男女で比較すると、女性より男性のほうが太くて硬い髪質の人が多いとも言われています。
さらに、男性は女性に比べて圧倒的に髪の毛が短い人が多いので、女性が思ってる以上に髪の毛がある男性は、寝癖がつきやすいのかもしれませんね。あと、上の表には書いていませんが、くせ毛で長くて硬い髪質も寝癖がつきやすい傾向にあります。
寝癖がつく原因とは
寝癖の原因を知ることで、自分に合った寝癖のつかない寝方や方法がわかります。なので、「寝癖がつかない寝方や方法」を実践する前に、なぜ寝癖がつくのか?と言う点について、少しだけチェックしてみましょう。
髪の毛が完全に乾いていない
おそらく、夜寝る前にお風呂に入って頭を洗う人が多いと思いますが、このお風呂を出た後にしっかり頭を乾かさないで寝ると、寝癖がつきやすくなります。 特に女性で、ロングやセミロングの場合だと、お風呂上がりにドライヤーを使っても、なかなか根元まで乾いていなかったりしますよね。
実はこの、髪の毛の根元が濡れている状態で寝るというのが、寝癖を作ってしまう大きな原因の1つにもなります。さらに、お風呂から出た後にどのようなヘアケアをしたかでも、寝癖がつくつかないかが大きく変わってきますが、それは後ほど解説しますね。
髪は、濡れている時が最も傷みやすい状態にあります。お風呂上がりで髪を完全に乾かさないで寝ると、寝癖がつくだけでなく、枕との摩擦で髪が著しくダメージをうけるので、完全に乾かすようにしましょう。
寝る姿勢が悪い
いわゆる寝相が悪いと言う事なんですが、寝相が悪く何度も寝返りをうつと、髪の毛がボサボサになり、その上に重たい頭が乗って髪の毛は押しつぶされます。硬くて重たい頭と頭皮のぬくもりで、押しつぶされた髪の毛は、アイロンをかけられたような状態になり、それが寝癖となってしまうんですね。
さらに、枕カバーの素材にもよりますが、寝返りを多く打つことで、髪の毛と枕との間に摩擦が起こります。枕が自分に合っていなかったり、寝具が体に合っていないと必然的に寝返りをうつ回数が増えます。また、寝苦しい夜などは、寝返りを打つ回数が増えるとともに、寝汗を多くかくことがあります。
このように、髪の毛と枕との間に摩擦が強く生じたり、寝ている間に寝汗を多くかいたりすることで、寝癖がつきやすくなります。
寝癖がつかない寝方と方法
ここまで寝癖がつく原因や、寝癖がつきやすい髪型などを見てきましたが、ここからはより具体的な寝癖がつかない寝方や方法をチェックしていきましょう!
寝る前に正しいヘアケアをする
最初にお伝えしておきます!
この「寝る前に正しいヘアケアをする」ですが、実はこれ、かなり重要なポイントなんです!髪の毛を根元までしっかり乾かすと言う事はもちろんですが、「乾けばなんでもいい」というわけではなかったんですね。まさに美容師さんから伝授してもらった、目から鱗のプロの技を、余すことなくお伝えしていきます!
ちなみに、私の長年の認識は間違っていたのですが、たぶん間違ったヘアケアをしている人は、意外に多いのではないでしょうか。ということで、ヘアケアの工程を2つに分けて詳しくご紹介します。
ヘアケア1 〜 ドライヤーを使う前の準備
特に長い髪型の場合は、完全に乾かすのにかなり時間がかかるので、まずシャンプーした後は、しっかりと水を切っておくようにしましょう。
次にタオルドライをするのですが、乾きにくい頭皮の近くの髪の毛はつまむようにして、水分をとっていきます。そして毛先はタオルで包み込み叩くようにして水分を拭き取っていくと、髪の毛を傷めることなくタオルドライできます。
水分をある程度取ったら、ここで洗い流さないトリートメントを使って、手ぐしや粗めのコームで髪全体になじませていきましょう。洗い流さないトリートメントは、毛先から順番につけていくようにすると、ムラなく髪全体になじませやすいですが、頭皮にはつけないように注意します。
CHECK 洗い流さないトリートメントは、ドライヤーの熱から髪を守ってくれるだけでなく、摩擦を抑えてくれるので、寝癖がつきにくくなります。
比較的髪質が硬めで、くせ毛で寝癖がつきやすい場合や、朝起きたときに髪の毛が広がってしまって、まとまりにくい場合。また、梅雨時や湿度が高い日に、髪の毛が広がってしまう場合などには、洗い流さないトリートメントのオイルタイプを使用すると、朝のスタイリングがかなり楽になりますよ。
こちらは雑誌やTVでも紹介された、マドンナリリのヘアオイルです。
ヘアケア2 〜 ドライヤーを使って髪の毛を整える
ここからは 、ドライヤーを使って髪の毛を完全に乾かしていくのですが、皆さんは普段どのようにドライヤーをかけていますか?
ドライヤーの熱風を前方からあて、手ぐしなどで髪の毛を後ろに流すようにしながら乾かすのは、美容師さん的にはNGと言うことでした。この方法だと、髪の毛を傷みやすくしてしまうだけでなく、髪がなかなか乾かないので、時間がかかってしまいます。
なので、濡れた髪の毛を乾かす時は、顔を下に向けて後髪を前に垂らすようにして、この状態でドライヤーの風を下から上向きにあてるようにします。こうすることで、髪の毛を痛めることなく、短時間で濡れた髪を乾かすことができるのです。
また、後頭部は頭部の中で最も髪の毛の密度が高く乾きにくいので、後ろ(後頭部側)から前に向けてドライヤーをあてるのも効果的です。後ろからドライヤーをあてることで、髪の毛の広がりやハネを抑え、髪がまとまりやすくなります。
全体的に8割ほど髪が乾いてきたら、豚毛のロールブラシを使ってブローしていきます。ブローするときは、髪の内側から豚毛ブラシをあてて、ドライヤーは髪の外側の、斜め上の方からあてるようにします。
髪の付け根から徐々に毛先に向かってブローしていくようにすると、綺麗に仕上がります。
ブローの最後の仕上げでは、ドライヤーで熱風を当て、綺麗に整った状態で冷風を当てて、髪の毛を形状記憶していくようにしましょう。熱風と冷風を交互に当て、ブローした髪を冷風でおちつかせることによって、髪がサラサラになり寝癖を抑え、朝起きたときの髪の広がりも抑えることができます。
CHECK お風呂の後、ただ乾かしただけの髪と違って、このようにブローしておくだけで、朝起きたときの寝癖が断然つきにくくなります。
- 髪にツヤが出る
- 髪がサラサラになる
- 静電気を起こさない
- 髪を傷めないない
など、多くの効果が得られます。既に豚毛ブラシを使っている人は多いと思いますが、もしまだ使っていないという人は 、ぜひ試してみてくださいね。
こちら、サロン専売品正規取扱店のロールブラシなので品質も安心ですが、何より価格がリーズナブルなんですよね。初めて豚毛のロールブラシを使うという人にもオススメです!
枕を見直す
寝癖がつかない寝方という事ですが、寝ている間は髪の毛と枕は常に接しているので、どんな枕で寝るのかというのが重要なポイントになります。
枕選びのポイントとしては、自分の体に合った枕の高さや、好みの硬さや材質などがありますが、寝癖がつかない寝方という点では、低反発のものがオススメです。低反発の枕は、頭を点ではなく面で支えるため、頭に部分的な負担がかからず、適度なホールド感もあり、正しい寝姿勢にもつながります。結果的に、髪が広がらず寝癖もつきにくくなります。
そして、枕カバーの素材としては、シルクやコットンの天然素材のものが、通気性や吸水性に優れ、静電気も起きず寝汗対策にもなるのでオススメです。
個人的には、シルクの枕カバー!オススメです。朝起きたときの髪の毛の絡み等はほとんど無く、肌触りも良くて、一度シルクの枕カバーを使ったらもう元には戻れないということもあるかもしれませんが…。毎日使うものでお肌にも優しいので、女性の方でシルクの枕カバーを使用している人は多いようですね。
旅先など、いつも使いなれた自分の枕や枕カバーじゃない時もありますよね。そういった場合は、枕の上にスカーフを1枚敷いて、髪の毛と枕の間に1枚スカーフを挟んだ状態で寝るようにすると、摩擦を減らし寝癖が付きにくくなります。
寝相を良くする
寝癖がつかない寝方と方法として、寝相を良くすると漠然と言われても、実際どうすればいいの?と思ってしまいますよね。
寝ている間の寝返りをゼロにすることはできなくても、その回数を減らす事はできます。体に部分的な圧力がかかると、それを回避するために人は 無意識のうちに寝返りを打つのです。なので、低反発素材のマットレスを使ったり、体に合った硬さのマットレスにすることで、体にかかる圧を分散して寝返りが抑えられるというわけです。
寝返りの回数が減れば、まとめた髪が散らばりにくく、髪と枕の摩擦も軽減することができます。また、暑くて寝苦しい夜などは、適度にエアコンを使って、できるだけ寝汗をかかないようにすることで、寝癖が付きにくくなります。
「寝癖がつく原因」でもお伝えしたように、髪の毛の散らばり、髪の毛の摩擦、頭皮にかく寝汗を減らすことこそが、寝癖のつかない寝方とも言えるんですね。
寝癖がつかない寝方と方法 〜髪型別
ここまでご紹介してきた「寝癖がつかない寝方と方法」と併わせて、さらに髪型別での「寝癖がつかない寝方と方法」を実践することで、より寝癖がつきにくくなります。
寝癖がつかない寝方と方法【ショート】
ショートヘアは、髪の毛の先端が直接枕カバーに当たるなどするため、髪型別の中でも特に寝癖がつきやすくなります。特に、レイヤーがしっかり入っている髪型の場合だと、寝癖はかなり手強い感じになることもあります。
なので、寝癖がつかない寝方と方法の1つとして、ナイトキャップを着用して寝るのがかなり効果的といえます。素材としては、シルクのナイトキャップがオススメですが、なければコットンなどの通気性の良いものを使うことで、寝汗防止にもつながり、寝癖がつきにくくなります。
CHECK 「枕を見直す」のところで、低反発素材の枕がオススメと言いましたが、男性のショートヘア(5cm程度、髪質硬め)に限っては、硬い枕の方が寝癖がつきにくくなることもあります。
寝癖がつかない寝方と方法【ボブ】
ロングヘアに比べてボブは寝癖がつきやすくなります。このボブで寝癖に困っている人は多いのではないでしょうか。
髪質にもよりますが、ボブの場合は外ハネがつきやすくなるので、お風呂上がりのヘアケアの時に、豚毛のロールブラシでしっかり内巻きにブローしておくようにします。
さらにショートヘアと同様に、シルクのナイトキャップを着用することで、朝起きたときの寝癖をかなり抑えることができます。また、寝癖がつかないだけではなく、シルクの力でキューティクルを守り、寝起きの髪の毛がサラサラになる効果を狙って着用する人も増えているようですね。
TVで某 女性芸能人がオススメしたこともあり、↑こちらのシルクのナイトキャップ、楽天ナイトウェア部門ランキング第1位を獲得していますが、安価な上レビューでも評判が良いので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね!
『寝癖はもちろんですが、寝起きの髪質の違いに1度使ったら手放せない』といった声も。
寝癖がつかない寝方と方法【ロング・セミロング】
セミロング、ロングヘアの場合は、髪の毛が乾きにくいので、まずは髪の毛の付け根までしっかり乾かすことが重要です。
寝癖がつかない寝方と方法として、「寝る前の正しいヘアケア」や、「枕や寝具の項目」をすべて実践すれば、ロングヘアの場合はほとんど寝癖がつかなくなります。
ただ、もしそれでも気になる場合は、ゆるめのシュシュで髪を1つにまとめて寝ると、寝ている間の髪の乱れも少なく、さらに効果的です。ゴムやキツめのシュシュを使うと、逆に跡がついてしまうことがあります。また、シュシュの位置は好みでいろいろ試してみてもいいかもしれませんね。
CHECK 就寝中にシュシュが取れてしまう場合は、ゆるめのシュシュの下のほうに、もう一つ少しきつめのシュシュを使うことで、跡にもならず取れてしまうのも防ぐことができます。
まとめ
髪質は、人それぞれ違っていて、寝癖がつきやすい人とそうでない人がいます。ただ、どのような髪質でも、寝る前に髪の毛をしっかり乾かさないで寝てしまうと、寝癖はついてしまいますよね。
また、髪質や髪型が変われば寝癖の症状も変わってくるので、今回ここでご紹介した方法をいろいろ実践してみて、もっともご自身に合うものを取り入れるようにしてみてはいかがでしょうか。
明日から、寝癖知らずの気持ち良い朝が迎えられますように!